ソニーはXperiaとBRAVIAをも売ってしまうのか
ロイター通信は、ソニーのCEO 平井一夫氏が、苦戦している スマートフォン事業 及び スマートTV事業を売却し、好調な イメージセンサー事業 や PlayStation事業に集中するということを示唆したと伝えました。
平井氏は、「来年より始まるビジネス戦略は利益を産み将来成長するための投資についてのものだ」と述べ、それがソニーのスマートフォン事業及びTV事業にとってどのような意味をなすかについて話が及んだ際、平井氏は「撤退の可能性も除外しない」と答えました。
スマートフォン事業は、同業他社同様、最初の機種は不具合などに苦しんだりして、あまり評判はよくありませんでしたが、最新のZシリーズの完成度は目をみはるものがあり、私自身はAndroidスマートフォンの中では最善の選択肢ではないかと考えています。日本ではiPhoneの次くらいに売れていますが、世界ではあまり売れておらず、数千人規模のリストラも行っています。
TV事業は、国内市場は4Kの推進で4Kテレビではシェア1位となっており、最近は割と好調なのかなとも思っていましたが、世界ではまだまだ厳しいようです。
一方で、イメージセンサー事業は、世界中のスマホメーカー(Appleなど)に採用され、好調です。先日も1,000億円の設備投資を決めていましたね。
PlayStation事業も、全世界でPS4が好調で、ソニーの重要な収益源となっています。
これらの状況をみるに、スマートフォン事業とスマートTV事業の売却は、ありえないことではないなということが推測できると思います。
VAIOを売却したように、売らないと思っていたこの2つの事業が売却されてしまう、そんな日が近いのかもしれません。