【検証】本当にXperia Z4 Tabletは「暖かくないの?」
Xperiaアンバサダーの企画で、「Xperia Z4 Tablet SO-05G」をお借りしています。
今回の記事では、イベントでソニーの方がおっしゃっていた「Z4 Tabletはあんまり暖かくなりません!」という言葉を検証してみたいと思います。
ベンチマーク編
Xperia Z4 TabletでAntutuベンチマークを5回連続で動かしてみます。
検証は冷房の効いた部屋で行っています。
その結果がこちら。
やはり、回数を重ねるうちに、本体温度が上昇し、スコアも落ちていきます。
しかし、熱さで動作が止まるなどのことはなく、スコアも5万台を維持。
参考までに、Snapdragon 801 MSM8974ABを搭載したXperia Z2のスコアは42,508。やはり発熱はありますが、Snapdragon 810 MSM8994の性能の高さが裏付けられた結果に。
検証終了後のCPU-Zの画面。
高いものでも50℃程です。やはりZ4よりは暖かくならないようです。
動画再生編
こちらはより実際の使用に近い動画再生での発熱を検証していきます。
検証に使用するのは、YouTubeに上がっているラブライブ!の4thライブ視聴動画。
1080pの動画を17分07秒間再生します。今回はイヤホンを装着し、画面輝度は最高の状態で検証しました。
開始時の温度は33.2℃、バッテリー残量は32%。
再生中、止まることなどはなく、再生は終了。
再生終了時の本体温度は37.2℃。電池残量は24%。
再生終了直後のCPU-Zの画面。ベンチマークの時とあまり変わらず、熱いところでも50℃前後といった結果に。
暖かくなる「場所」
Xperia Z4 Tabletは暖かくなる場所が一点に集中します。
それが背面のNFCマーク周辺。
ちょうど画像中の 赤い円 で示した場所一点が暖かくなります。
逆に言うと、そこだけしか暖かくならないので、スピーカー付近の両手で持つような位置はまったく暖かくなりません。そのためほとんど使用には影響しません。
暖かくなる場所があまり触らない一点に抑えられているので、個人的には許容範囲内です。
まとめ
今回は「Xperia Z4 Tablet」の熱に関して検証してみました。
Xperia Z4 Tabletは、Xperia Z4などのSnapdragon 810搭載スマートフォンと比べて「暖かくなりにくい」ということがわかりました。
筐体が大きいので、排熱がしやすいことや、Xperia Z4とは違い、背面がガラスではないことなどが要因になっているとみられます。
しかし、暖かくなるところがあまり触らないところや、通常の使用では熱で不具合や動作停止が起こらないということから、あまり使用には影響しないとみてよいでしょう。
熱くはない。しかし暖かい。というのが適切かも。